さて、6月ですね。梅雨に入りましたね。え?関西ってまだなの?!
GWの代休第2弾ということで、JALのセールに乗っかり、クアラルンプール往復をしてきました。
正確には、クアラルンプールばかり行ってもアレなので、その先まで。
なかなか遠回りなハードな旅程でした。
修行はもうしないと決めたのに、修行のようでした。
まずはクアラルンプール往復から、どうぞ。
▲帰りの便から、梅雨空の富士山。
雨男だからこそ、いつも晴れている空の上が好きなんだと思う。
春のクアラルンプール祭り
ANA編は以下から。
ちょっと比較をしてみたいと思います。
JALもANA同様にクアラルンプール行きビジネスクラスの格安のセールをぶっつけてきたわけですが、やはりこちらも燃料サーチャージが高い時期。
トータルで、137,520円でした。
ANAより4000円ほど高いくらい。
ただこちらは、マイルが125%貯まるXクラスです。
フライオンポイント(FOP)は(大阪発で)15,350も貯まりました。
FOP単価としては、9.0円/FOPと上々です。
まぁ、修行じゃないんですが。
JALのビジネスクラスは2回目です。
ヘリンボーンのお座席は初なので、やっぱりワクワクします。
JAL便スケジュール
行き:
JL220 KIX-HND 06:40-07:40
JL723 NRT-KUL 11:20-17:45
帰り:
JL724 KUL-NRT 22:50-07:05 (+1)
JL113 HND-ITM 10:30-11:35
いやー、朝が早い。
4時起きでJRの始発に乗って関空に行きましたよ。
そして羽田→成田の移動がめんどくさいこと。
案の定山手線はラッシュ時間で、働いてるみなさんには申し訳ない気分で押しつぶされてました。
帰りの成田→羽田は、なぜか頻回にバスがあるんですね。
バスでぐったり寝て移動しましたが。
伊丹について、そのまま仕事へ直行です。
きつかった..。
スーツケースに関しては前回予告の通り、初めての空港宅配を使って、行きも帰りも楽々でした。
これはハマります。
関西空港にて
JRの関空行き始発電車、到着は6:09なので、出発まで30分しかありません(てか、始発電車でもかなりの混雑具合。きっと空港で働く方々なんでしょうね。おつかれさまです)。
チェックイン荷物もなかったので、そのままセキュリティへ。
▲え!なんやと!!
ANAの場合、平SFCであっても優先レーン使えるのですが、JALの場合、平JGCはおろかサファイヤであっても使えません(怒)。
しかも通常レーンは結構混んでました、こんな時間なのに。
セキュリティ抜けるとすぐラウンジがあるんですが、もう搭乗時間だったので利用できませんでした。残念。
▲雨の関空を飛びたたんとするB737-800です。
ちなみに、国際線ビジネスクラスは、国内線区間はJクラスがあてがわれます。
これはANAにはない強みですよね。
成田空港にて
ギュウギュウの山手線を乗り越え、京成スカイライナーに乗ってほっと一安心。
でも、すでに疲れたなぁ〜、眠いなぁ〜とか言いながら、遠い遠い成田空港へ。
愛しのスーツケースちゃんと無事に再会してチェックインカウンターに向かいます。
▲JGC専用カウンター。
▲ビジネスクラス専用カウンター。
おっと、僕はどっちに行けばいいんでしょう。
どっちでもいいんでしょうけどね。
なんとなく、ちょっと豪華だったJGC専用の方に行きました。
もちろん、特になにもなく、スーツケース預けて終わりです。
2タミなんてほんと何年ぶり、下手したら何十年ぶりでしょう。
ちょっと興奮しながらウロウロしてみたけど、特に興味をそそられるものはありませんでした..。
▲とっととサテライト側のサクララウンジへ行きます。そういえば、いつのまにかサテライトに行く電車ってなくなってたんですね。っていうくらい前にしか来たことがない。すごく古くさいターミナルですね。
▲ファーストクラスはそのまま直進、サクララウンジは下に行きます。
▲サクララウンジって名前負けしてますよね。各空港でリニューアルは進められているようですが、地味ですね。どうせなら、桜前面推しのキラキラにしたらいいのに(笑)。
▲朝なのでウインナーとスクランブルエッグ。この卵が大事です。
▲JAL特製ビーフカレーと冷製スープなど。JALカレーって、地方によって異なるらしいですが、確かにここのはビーフがゴロゴロでした。これって逆に他空港のはクオリティが落ちるってことですよね。統一してくれたらいいのに。
▲スクランブルエッグと合い掛けにするのが定番です。ANAではできないです。これが好き。
機内にて
搭乗待ちの列って、すごく曖昧で誰がどの列かさっぱりわからない不親切仕様でした。
▲B787-9のヘリンボーンのお座席です。なんだかこの機体と相性悪いらしく、頻回に上に頭ぶつけるは、肘をぶつけるは、痛かったです。いろんな意味で。
▲17インチのモニターは大きく見やすいです。でも、ANAのスタッガードと比べると足下が狭いですよね。帰りの便で寝てみたけど、足下の可動域の狭さがちょっと寝苦しかったです(寝相が悪いだけとも言う)。
ブランケットはナイロン製?でシャカシャカで、いまひとつでした。
▲収納スペースがほぼ皆無のANAと比べると、これがあります。でもこんなに大きな構造物なのに収納スペースとしては狭いです。ヘッドホンかけがありますが、ヘッドホンなんてかけたらそれだけでもういっぱいです。
▲閉めるときに「がちゃーん!」ってかなりの音が機内に響き渡ります。モニターのリモコンは最新の小モニター付きで便利です。センサー感度悪いけど。
▲マガジンラックにいろいろ入ってますが、持参の雑誌を入れるほどの余裕はありません。
▲アメニティセットです。歯ブラシ、アイマスク、耳栓くらいです。
▲「くろぎ」さんの和食には最後まで迷ったのですが、肉欲に抗えず洋食にしました。コールラビソース??
▲オードブル、いや、大変美味しかったです。鮑やら鱚やら、なにかしらアジアを感じさせるような。メゾンカイザーのパンは、実は僕はそれほど評価していません。日本にはもっと美味しいパン屋さんがたくさんあると思ってる(ANA便やリッツカールトン京都のピエールエルメも然り)。
▲ステーキ!このおろし大根と思っていたのが実はコールラビっていう蕪みたいな野菜だったのですね。さっき知りました。それよりこの横に付いてるソース。なにこれ?絶品なんですけど!ナッツのようなコクがあって、お醤油のような香りもするし、ずっとねぶっていたいほどお気に入りです。
▲白ごまのブランマンジェ。
▲途中でおうどんをいただく。安定の日清の味です。
▲到着前にアイス。なぜ到着前??
ANAの場合、アイスはお願いすると持ってきてくれるので、カッチンコッチンで、何分か置いておかないとスプーンが刺さりません。
今回のJALの場合、お盆に載せて「いりますか〜?」ってまわってきはるので、むしろかなり溶けかけてました。
どっちもどっちですね。
ところでですが、ご飯中、最近はANAでも然りの日本酒をいただくことが増えました。
今回も日本酒をお願いしたところ、中華系のCAさんに、
「ロックにしますか?水割りにしますか?」
だって。絶句。
いや、普通にそのままで..ってお願いしたらグラスに並々と入れて持ってきてくれはりました。
僕をそんなに酔わせてどうすんだ?
ANAみたいに瓶は見せてもらえないんですね。
そのCAさんには、頭の上から大量にナプキンを落とされたり、なんやかんやぶつけられたり、怒るというよりもただただ呆れるばかり。
「スチュワーデス物語」を生で見ているようでした。
ドジでノロマな亀。
あぁ、年齢がばれる..。
JALの現ユニフォームって、スチュワーデス物語の時のみたいで、古くさくてダサイunfashionableですよね。
来年新しいのになるんでしたけ?
▲JAL HPより。なにこれ..。本気なの?!
▲JAL HPより。個人的には先代のこっちがベストでした。シュッとしてはってかっこよかったのに。
ロゴも今の鶴丸よりも日の丸の方がシンプルでメッセージ性も強くて好きでした。
JALファンの方に言わせると逆なんですってね。
鶴丸って倒産の主因となった高コスト体質を象徴しているようで、なんかね。
中略
実はクアラルンプールからバンコクへ飛びました。
それはまた次回。
こんなんとか。
クアラルンプール空港にて
もういったい何度目のKUL空港なんでしょう..。
そろそろ飽きてきました。
さて、JAL指定のラウンジは、なぜか同じワンワールドのマレーシア航空ゴールデンラウンジではなく(一番大きいのに)、「Plaza Premium First Lounge」になりました。
こちら、普通の「Plaza Premium」よりもグレードアップしたラウンジで、例えばダイニングでは立派なアラカルトメニューがいただけます。
ところが、行ってみると、
「このラウンジはもうすぐすると大混雑になるの。キャセイパシフィックラウンジか、マレーシア航空ゴールデンラウンジでも選べるけど、どうします?」
とのこと。
去年こちらのFirst Loungeは来たことがあったので、まだ未経験のキャセイラウンジに行きました。
▲ガラガラです。ただ奥の電灯が壊れてて、ずっとチカチカしてます。ちなみにトイレは身障者用のようにめちゃくちゃ広かったです。
▲食べ物も豊富です。頼めば日本風のチキンカレーも出してくれるとのこと。キャセイだからと、海老麺をいただきました。うまし。
帰りの機内にて
▲鮭の塩焼きよりオムレツな気分だったので洋食にしました。
▲お休み前のアミューズ。小鉢のはサテ。串に刺さってないサテ。
▲映画見てしまったので2時間くらいしか睡眠時間取れず、早速朝ご飯です。ま、こんな時はこれくらいのボリュームがちょうどいいですね。
総括
今回のレビューですが、9割ほどはネガティブな意見だったかもしれません。
お気を悪くされた方、すみません。
今回の祭りはANAとJALを比較して遊ぼう!ってコンセプトだったんですが、普通は後攻の方が記憶が新しい分有利なはずなんですよね。
それが逆に、裏目に出たんでしょうか。
あら探ししているつもりはないのですが、あらが目立ちました。
ご飯はおいしいんです。
これはANAよりクオリティ高いと思います。
以前乗ったエコノミークラスの食事も美味しくて感銘を受けたんです。
ただ、CAさんのサービス姿勢なんでしょうか。
ANAに乗ると(というか他社では)、まずは一人一人担当の方がご挨拶してくださってました。
正直、その辺の一般大衆な僕はそれだけでも緊張するんですが、その後のコミュニケーションがうまくいくというか、人の顔が見えるサービスを受けれる、こちらもお願いできる、っていうのが成り立つんだと思います。
それがない。
そういえば、搭乗した時のウェルカムドリンク的なのもなかったなぁ。
定番のシャンパンと空の写真が今回ないんですよね。
その後の、スチュワーデス物語さんの数々のドジもあり(特に謝罪とかはなかったんですけどね)、お隣のご婦人がどうやらかなりのVIPだったらしくて、CAさんが入れ替わり立ち替わりその人のお世話ばかりしてはったので、その落差にゲンナリしたりとか。
簡単に言うと、JALのCAさんは、ファミレスの店員さんのようでした。
ほぼ真っ当なコミュニケーションなしでした。
エコノミークラスだったら、それでも特に気にならないです。
あ、そっか。ビジネスクラスといえどもJAL便は座席が多すぎるから、エコノミー並みのサービスしかできないのかもしれませんね。
残念。
いやしかし、フルフラットのシートに乗って快適に旅に出れるようになっただけでも御の字なのに、僕も贅沢になったもんだなぁって、書いてて反省しました(苦笑)。