友人夫婦が今年もあと4ヶ月しかないというのにSFC修行をしたいと言い出したもんだから、相談には乗ってあげているんだけど、僕がSFCを取得した3年前よりだいぶ状況は厳しいですね。
ちなみに僕は沖縄往復だけで取りました。関空から沖縄へのプレミアムクラスがまだ安かったので、50万円もかからずに5万プレミアムポイント到達したのです。
ANA SFCとは
「Super Flyers Card」の略ですが、てか今さら気づいたけど、Cardのことやったんですね。ずっとClubだと思ってました。
「そのカード」を持っていると、半永久的にANAの準プラチナメンバー特典を(微妙に異なります)、またスターアライアンスゴールドメンバーになれます。
「そのカード」とは、正攻法で到達したプラチナメンバーあるいはダイヤモンドメンバーの人だけが申し込めるクレジットカードです。
この年会費が割高なクレジットカードの年会費を毎年納めていると、ずっとSFCステータスを維持できるという日本独自のシステムです。
▲SUPER FLYERSって書かれてますね。さらにスターアライアンスGOLDの文字もね。
どんな特典があるかって、書き出すとたくさんなので、以下を参照してください。
主な、いいなぁって思っている特典は、
- 空いているチェックインカウンターが使える
- ラウンジが使える
- 優先搭乗ができる
- 荷物が優先して出てくる
- 特典航空券枠が増える(らしい)
- ボーナスマイルがもらえる
- 便や航空会社によっては必要な座席指定料がタダ
- 香港空港のe道に登録できる
まずはプラチナメンバーになる必要があります。
どうするか。
飛行機に乗ってプレミアムポイントを貯めるのです。
修行とは、このプレミアムポイントをまずは5万ポイント貯めるため、ひたすら弾丸旅行を繰り返すことです。
別に弾丸である必要はないけど、会社の経費でそんなに乗る機会のない僕たちは、結局弾丸になっちゃうんですよね。
提携航空会社の場合、獲得マイル=プレミアムポイントになりますが(正確には400ポイント付くのがあります)、ANA便の場合はボーナスが付くのでもう少し複雑です。
でも、ANA便のみでも25000ポイント貯める必要があるのも大事な点です。
ANA便のプレミアムポイントの計算はこちら。
特に大事なボーナスが、国内線は2倍、アジアオセアニアなら1.5倍のプレミアムポイントが加算される点ですね。
沖縄プレミアムピストン
国内線では最長路線となる沖縄便を利用して、ひたすら無駄な往復を重ねます。
那覇空港滞在時間1時間未満なんてザラです。
でも、案外この2時間のプレミアムクラスでの飛行時間が、ゆっくり論文を1個読むにはちょうどいい時間でした。
贅沢な休日の使い方です。むしろリラックスできます。
▲大阪から那覇までは、プレミアムクラスで片道2247ppが貯まります。
僕が修行した3年前は、関空発がすごく穴場で、18000円台が頻回に出ていました。
今見ると、安くて27000円台でしょうか。
じわじわ値上がりしていますね。
ってか、本数も減りましたね。
片道27950円で取ったとすると、PP単価は12.4円です。
5万ポイント貯めるには、11往復と少しが必要な計算になります。
OKA-SINタッチおよびITM-SINタッチ
沖縄を始点に、東京乗換えでシンガポールを往復する王道です。
JALのJGC修行で考えたように、案外大阪発でもうまみがあるのかもしれませんが、ANAの場合、国際線航空券の国内路線について改悪があったので、いまひとつになりました。
ITM-HND-SINの往復で、11月の平日出発で、Sクラス(50%加算)のエコノミーですが、70610円。
プレミアムポイントは5528ppにしかなりません。
12.8円/pp。
だったら飛行時間を考えると、沖縄ピストンの方が効率的ですね。
クアラルンプール発プレエコ便
海外発券はお安い上に制約が少ない場合も多くオススメです。
海外発券とは、始点を海外の都市にして、目的地を日本の居住地にするということ。
だから、まずは海外の都市に行く便を別に取る必要があります。
すでに2往復以上する日程が固まっているなら、実にお得です。
ただ先々の予定が全然決まらない職業の人たちには、すごくやりにくいですね。
チケットの一例が、こんな感じ。
10/5 NRT-KUL
12/8 KUL-NRT チケット①
10/6 KUL-NRT
11/2 NRT-KUL チケット②
11/3 KUL-NRT
12/7 NRT-KUL チケット③
チケット②と③が海外発券ですね。
実際の順番としては、
10/5 NRT-KUL
10/6 KUL-NRT
11/2 NRT-KUL
11/3 KUL-NRT
12/7 NRT-KUL
12/8 KUL-NRT
となります。
こういうことです。
さて、11月のある日のKUL-NRT-ITMルートを見てみました。
プレミアムエコノミークラスは、ANAがNクラスというものを設定し、70%しか加算されなくなるという改悪に見舞われています。
▲プレエコのBasicというチケットがNクラスになります。国内路線はYクラスになるので、国内路線は100%加算です。
これで、86850円の、8298ppです。
10.5円/ppですね。
▲さらに、Basic Plusというチケットは、Eクラスになるので従来通りの100%加算です。
こちらだと108550円、11934ppです。
9.1円/pp。
すばらしい。
ちなみに、同日程を大阪発クアラルンプール着にすると、Nクラスで13万円ほどでした。Eクラスは出てきません。
中国国際航空(エアチャイナ)チャレンジ
中国国内では最大手であり、まぁサービスはどこもかしこも底辺レベルとはよく言われますが、でも案外最大手の信頼感があります。
以前に特典旅行で乗ったことがありますが、意外にサービス良くてびっくりしました。
倒産寸前のアシアナが安いかと思ったら、うーん、意外とそうじゃないんですね。
なぜかエアチャイナ(CA)のシンガポール行きが異常に安いです。
北京首都空港乗換えで、ビジネスクラスが107,890円。
なんとほぼ毎日この値段で出てます。
しかも北京からシンガポールへは、去年夏に受領した最新鋭のA350-900、最新すぎて(?)CAのHPに画像がありません。
▲でもシートマップ上はビジネスクラスはヘリンボーンで快適そうですよ!
関空からCAは北京、上海、成都、大連、杭州、天津へ便がありますが、北京経由が一番距離が稼げそうです。
ビジネスクラス125%加算で、10492.5ppです。
10.3円/pp。
ちょっと上のスケジュールをよく見ていただきたいのですが、シンガポールでの滞在時間が、2時間20分!
まさに弾丸週末旅行も可能です。
(遅れた時は、知らんけど。)
いい加減、沖縄ピストンも飽きてきて頃にいかがでしょうか。
シンガポール航空ニューヨークニューヨーク!
まぁ僕の一番のオススメなんですけどね、そんなに休めへんわ!と怒られてしまいました。
KIX-SINがエコノミークラス(M, 70%加算)、SIN-EWRがプレミアムエコノミークラス(P, 100%加算)になります。
こちらで、212,260円の、24122pp。
8.8円/ppです。
しかも一撃で5万ppのほぼ半分に到達できます。
さらに、こちらもニューヨーク滞在時間4時間15分なんていうのも可能。
金曜の夕方出発して、月曜の朝に帰って来れます!
ま、ニューヨークで遊びたいですけどね。
さ、どれを選ぶんでしょう。
僕がまた行きたくなってきました。
また、身銭を切らずにポイントサイトであぶくポイントを稼ぎまくって、それをANAマイルに交換して、さらにスカイコインにすることで、修行原資にする人もたくさんおられるとか。
事前の計画って、大事ですね〜。