夏休み2025⑨+マウンテンゴリラトレッキング体験記+エコツーリズムの価値とは
むらほー
映画「ホテルルワンダ」でも言及されていたけど、ルワンダの一番の観光は野生のマウンテンゴリラを見に行くツアーなのです。
SDGsを考えさせられるツアーでした。

▲途中で見かけたこれは、ゴリラの孤児院(?)なんですって。
マウンテンゴリラトレッキング
朝4時半にホテルにジープでお迎えがやってきました。
そこから2時間半のドライブで、コンゴとの国境近くのボルケーノ国立公園に。
道中は徐々に夜が明けてきて、美しい棚田を眺めたり、地元の人々の生活が垣間見えたり、楽しいドライブでした。

▲朝7時に国立公園の近くのレンジャーパーク(?)に到着。たくさんの4WDが並びますが、参加者はそれぞれのツアー会社でチャーターした車でこの先の国立公園の入り口近くまで入っていくのです。

▲このレンジャーパークでは、それぞれグループに分けられ、レンジャーの説明を聞きます。必要なものはレンタルできたり、おトイレあったり(この先にトイレはありません)。

▲そしてこのQuestion Coffeeは最近人気のルワンダのコーヒー屋さんで、参加者は無料でコーヒーや紅茶をいただけます。
僕がいただいたのはアフリカンコーヒー。朝食にあったアフリカンティー同様に、生姜やアフリカのスパイス、ココアも入ったミルクコーヒー。元気出そうでめちゃ美味い。朝にぴったり。
トレッキング開始位置はグループごとに異なるようです。
僕らのグループは各国から集まった5組でした(主に欧米人)。
それぞれの車に再び乗って、国立公園入り口までのガタガタ悪路を1時間ほど進みます。

▲スタート位置の手前で道が崩壊してて4WDでも進めなくなったため、ここからトレッキング開始します。
このゴリラスティック、かわいいですよね。

▲この6月はルワンダは乾季のはずですが、ボルケーノ国立公園はずっとこんなどんより天気らしいです。
映画「ドラえもん のび太の大魔境」のバウワンコ王国を思い出します。
この辺は地元の畑が斜面に沿って続くんですが、ちょっとずつ登って国立公園の森を目指すのです。

▲と思ったら、おるやん!!
国立公園に入る前にとっとと遭遇してしまいました。
うわー、感無量です。
地面を強くするためにユーカリの木が導入されたらしいんですが、そのユーカリの幹の塩分を摂取するために、たまにこうやって人里まで降りてくることがあるんですって。
熊かよ。

▲背中が白いのがシルバーバックと言って、この群れのボスです。
みんな人間には見向きもせず、ゆったりと木を食ってました。
たまに数cmしか離れてない脇をゴリラたちが通っていって、ビックリです。
ちなみに人間は全員マスク着用が必須です。人間のウイルスを感染させないためのようです。

▲野生のマウンテンゴリラは世界に1000頭ほどしかおらず、この国立公園付近には400頭ほど生息しているんですって。

▲最年少の3歳児ちゃん。やばかわいい。

▲お尻ぽりぽりのボス。
レンジャー曰く、突然キレられたりすることもあれば、仲間として毛繕い始められたりすることもあるらしい。
平和な生き物だ。

▲今回遭遇した家族は15頭ほどでした。
畑に降りてきている時は、森で遭遇するよりも見晴らしがいいから観察しやすいけど、常に移動してはるから斜面を追いかけなきゃいけないのが大変、足腰的に。無我夢中。
だから旅行は若いうちに行けっていうんだよ。

▲レンジャー(ガイド)さんは一人だけなんだけど、森の中に常にトラッカーと言う人たちがいて、ゴリラの動向を常に監視しているのだと。そして今どの辺にゴリラたちがいるかガイドさんに連絡していると。そのためゴリラ遭遇率は95%くらいらしい。
そのほかにもポーターと呼ばれる人たちが同行していて、客の荷物を持ってくれたり、悪路の道で手を貸してくれたりする。
日本人の気質として、いやいや自分でカバン持てますよ、大丈夫ですよ、って断るとこやと思うんやけど、ブリーフィングの時にレンジャーに言われたのが、ポーターさんたちをなるべく頼ってあげてください、そしてチップもあげてください、ということ。
どういうことかと言うと、この人たちはもともと森で違法行為をしていた地元の人たちなんだと。後から国立公園に定められたとて、先住の人たちからすると知ったこっちゃないよね。
エコツーリズムは、国立公園から人を排除することではなく、そこに地域の雇用を生み出し、一緒になって自然を守っていくということにシフトしていってるとのこと。

▲今回のツアー代は500USD。各ツアー会社にドライバー付きのジープで国立公園まで連れてってもらうお代って感じでしょうか。僕は一人でチャーターしたので、複数人だと一人頭はもう少し安くなります。
それとは別に、国に払うゴリラ面会許可証代(国立公園入園料という方がわかりやすいか)が、1500USDもします。
併せて2000USD=30万円。
めちゃくちゃ高いからすごく迷ったけど、一生に一度だろうし、と奮発した。
実際に野生のゴリラと会える経験はプライスレスだし。
でも自然を守っていくということはものすごくお金のかかること。
レンジャーへの給料もだし、地域住民への補償もいる。
国立公園の指定は今後も拡げていく計画とのことで、土地の買収費もかかるみたい。
高いなー、コスパ悪いなー、と思うか。
あるいはプライスレスな経験、さらに自然や動物保護、同時に地域振興にも役立っていると考えたら、どうだろうか。
それと森に入る人数も制限するためには、高くしておいてもいいのかもね。
それでも払う人はたくさんいるだろうけど。

▲予定の1時間をオーバーしてゴリラたちの観察をし、夢見がちなままで下山。
その頃にはちょうど雨が降ってきた。
ちゃんとドライバーさんが待っててくれて、そこでグループは解散。
近くの街でお昼ご飯に立ち寄り。これもツアー代込み。
ローストチキンと、なんかわからない炊き込みご飯とサラダ。このなんだかわからないソースが大変美味しかった。
そこからまた2時間の帰路。
いろいろ考えちゃったな。
夕方にホテルに到着。
心地よい疲れで、少しだけ仮眠しました。