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飛行機と食を愛するゆる〜い旅ブログ

+デルタ航空のマイルは危険な蜜の味+

こんばんは。

唐突に台湾に行きたくなる病気が再発しました。
ま、泉佐野市の駆け込みふるさと納税でいただいたピーチポイントを使って、ピーチで飛ぶ算段だったんですが、そういえば、先日桃園空港で見かけた中華航空(CI)のラウンジが気になってたことを思い出しました。

ピーチかEVAばっかりだったから、たまにはCIでも乗ってみるか!
から始まり、
あ、デルタマイルが使えるんじゃね?
と思い付き、こういうことになりました。

さてさて、びっくりのデルタ航空スカイマイルです。

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 デルタ航空スカイマイルスカイチーム

アメリカの航空会社はやはり横並びにみな同じようなシステムになってきて、なかなか貯めにくくなりましたが、いいところは、

  • 有効期限がない
  • 特典航空券の燃料サーチャージが取られない
  • 片道発券できる

ってところでしょうか。
なので、デルタもユナイテッドも、だらだらとマイルを保有し続けています。

デルタ航空独自のキャンペーンに、旧ノースウエスト航空の時代から続く、「日本国内線500マイル」があります。
日本の国内線ならどの航空会社であっても、1便500マイルをくれるという大盤振る舞いです。
いちいちFAXする必要はありますが、タダなものはもらっておきたいですね。
そうやって、スカイマイルを貯めるのです。

 

スカイマイルの会員レベルは、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、の4つです。

となります。紛らわしいネーミングだと思います。

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双方の違いは以上のように、スターアラインアンスやワンワールドの分類とさほど代わり映えしません。

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CIの台北のラウンジ。なんだかエキゾチックで気になる。

あれ?手荷物制限..、確か以前にケチ付けられた気がするぞ。スカイチームは手荷物許容されないのか!って怒ってた記憶があるけど。

 

順序が逆だけど、スカイチームは現在19社で構成されるアライアンスです。
去年末に中国南方航空が脱退しました。
アリタリアもあの経済状況だし、親会社の意向で抜けるんじゃないの?って勝手に思ってます。それから、ベトナム航空やガルーダインドネシアも、他社とのアライアンスを超えた提携が最近活発的だし。

スカイチームは、ちょっとね..。

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あと、そうそう、デルタのゴールド以上だと、プレミアムエコノミーの立ち位置の「コンフォートプラス」に無料アップグレードされるのもいいことらしいのですが。

シートピッチがちょっと広いんです、普通のエコノミーより。

  エコノミー プレエコ
JAL 34 42
デルタ 31 35
LCC 29  

でも、だいたいこんな感じなので、なんか、ねぇ。

 

スカイマイルAMEX

世界に航空会社提携のAMEXは数あれど、いきなりスカイマイル・ゴールドメダリオンになれるのは日本発行のこれのみです。

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年会費28,080円も、紹介キャンペーンなら最大3万マイルもらえるのでペイできます。

ただし、去年に規約の改悪があり、いきなりゴールドは1年間のみです。
その後は、決済額により変わります。

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この改悪により、僕はこのカードを保有する意味がなくなってしまったので、間もなく解約する予定です。
その前に、なんとなくデルタのマイルを精算したくなったのです。
(全然紹介はできますので、ご希望の方はコメント欄にでもお書きください。公開しませんので。)

 

スカイマイル使用の実際

結論から申し上げます。
スカイマイルを特典航空券に替えるのは、枠がたくさん、必要マイルがバカ多い、ということです。

ANAの真逆ですね。ANAは必要マイルが少なく、枠も少ないのです。

 

僕が予約した台北行きのCIを見てみます。
まずはエコノミークラスのマイル数。
ANAなら20,000マイルです。

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海の日連休なのに、どの日でも取り放題です。
便数が多いのもありますが、これはすごい。さすがに連休最終日の最終便は埋まってましたが。

次に、ビジネスクラス
ANAなら40,000マイルです。

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これも取り放題です。
ANAの1.75倍もマイル必要ですが。

実際のCIの値段を見てみると、エコノミーがこちら。

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で、ビジネスがこちら。

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1マイル=1円くらいの価値しかありません。
いつもビジネスは1マイル=3-4円計算していたので、衝撃です。

 

かつて、お金がなかった数年前、旧ノースウエスト時代にたんまり貯めたマイルを放出して、ハワイに特典旅行で行ったことがあります。
やたらマイルが必要だな、なんてさらっと思っていたのですが、その時もデルタには2度と乗ることはないと思っていたので、全部使い切ってサッパリしてました。

関空からホノルルまで、エコノミークラスの価格とマイルです。

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デルタ航空で飛ぶ場合、マイル数は変動するので、かなり差が開きます。
この画面上だけでも、65,000〜184,000て、異常な格差です。
ANAの40,000マイルがほんとかわいい。

次に、ビジネスクラスです。

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ANAの65,000マイルに対し、デルタは260,000〜680,000マイルです。
なんか、一桁ずれました。
かろうじてこの選択日の1マイル=1.2円と、少しましですが...。
でもね、マイルさえ持っていれば、枠は空いてるんですよね。

 

もうすでに心が折れそうなんですが、最後に東京ーロサンゼルス間でも見てみますか?
ビジネスクラスだけ載せておきます。

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夏休みにかかるホノルル便とは違って、数字自体はそれほど上下差はないですね。
だからどうした程度のANAとの差ですが。

デルタは鬼畜と言われる所以です。

 

ちなみに、同じ日をユナイテッド航空で見てみました。ユナイテッドの場合、枠が少ないセーバーと枠が多いエブリデイ特典に分かれるため、枠によって変わります。
この日ではセーバーが売り切れのため、エブリデイでは350,000マイルでした。
それでもデルタよりは少ないですね。

 

傾向と対策

デルタのスカイマイルについてしっかり考察されている他のブログもあるので、より詳しくはそちらをご参照されたらいいと思いますが、デルタはかなり頻回に必要マイルの値上げをしているようです。

しかも、こっそりと。

なので、使い切りたいなら早めに使って値上げ対策をするか、あるいは韓国や台湾ならまだリーズナブルなマイル数で飛べるのでオススメです。

 

またデルタ航空以外の提携航空会社なら、一番底のレベルの必要マイル数で発行できます。上記のCIは、どの日でも同じマイル数ですよね?
なので、デルタ以外の航空会社を選択することもいいと思います。

 

日本国内線ならスカイマークが利用できます。

  • 羽田ー神戸で15,000マイル
  • 羽田ー那覇で20,000マイル

またJTBの国内パッケージツアー券と交換もできます。

  • 10,000マイル=10,000円です。

ただし上記2つとも、デルタのメダリオン会員かデルタのクレジットカードを持つ人のみとのこと。

 

以上、デルタのマイル貯めてもなぁ...でした。

 

今後、スカイチーム乗るときには、なんかいい方法ないかなぁ〜。
スカイチーム・エリートだったら、ベトナム航空VISAで激安でなれますねん。)