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飛行機と食を愛するゆる〜い旅ブログ

+カタール航空搭乗記④+ロストバゲージの顛末

パリはシャルル・ド・ゴール空港に到着し、難なくイミグレも通過し、ウキウキでバゲージエリアに向かうと...。


▲夜10時の凱旋門(内容とはまったく関連ございません)

 

ロストバゲージ(ディレイバゲージ)

バゲージカルーセルに向かう途中、大量のスーツケースが山積みになっていて、異様な光景に胸騒ぎがしたんです。
写真撮っておけば良かった。


▲拾い画ですが、こちらロンドンヒースロー空港の。本当にこんな感じ。

で、胸騒ぎが適中
僕のスーツケース、出てこず..。

バゲージカウンターに行って申告するも、カタール航空の職員は今はいないから(夜の9時過ぎ)、とりあえず登録はしておくと告げられました。
なんだかいい加減な(基本的に口頭でのやり取りになるから言語の問題で情報が交錯する)紛失証明書を受け取って空港外へ。

ちなみに、日本ではロスバケとよく言いますが、ロストバゲージは完全に紛失したもの、後から出てきたものはディレイバゲージと言うらしいです。

 

クレジットカード会社に連絡

もう夜10時だったので、予約していた空港ホテルにチェックインして、クレジットカード会社に電話しました。
今回は、メインで使っているアメックスのプラチナデスクに。

プラチナ・カードでは、ロスバケ時の補償が次のようになっています。


▲荷物が6時間以内に戻ってきた場合とそれ以上では補償額が変わります。

日本に帰ってきてから連絡するよりも、すぐ連絡して手続きをしてもらっておいた方がスムーズに対応していただけた印象でした。

 

カタール航空の対応

空港でもらった紛失証明書には、カタール航空の連絡先が記載されていました。
電話番号、emailアドレス、Whatsappアドレスです。
また、荷物の状況を追跡するサイトもあります。

haqiba.qatarairways.com.qa

ま、これを毎日頻回にチェックしていたのですが、ずーーーっとtracing(探し中?)の表示でした。
絶望的な気持ちになりますよね。見つかりもせんのかいと。

もちろん、電話は繋がらず、emailも返事は皆無。
Whatsappでも呼びかけてみましたが、数日後に「担当から返事するから待て」の一言が届いたきり、その後本日まで一切返事なし。

ここです、僕の怒りポイントは。

6月末から7月初旬、シャルル・ド・ゴール空港は恒例のストが行われました。
それに加え、コロナ禍で失った人員の補充がすすまず、さらに7月からフランスのバカンスシーズンが重なり、空港が大混乱。

今回のロスバケの原因は空港にあるんです。
カタール航空のせいではない(はず)です。

せやけど、顧客の対応窓口は空港ではなく航空会社側。
なんか返事せよ。
ちゃんと対応せよ。

 

スーツケースちゃんの到着

ヨーロッパ旅行の初日は、ユニクロとドラッグストアに行って服や洗面道具を購入するという..。
その日は温かかったので、Tシャツと短パンだけ買ったら、翌日は冷たい雨が降って体調を壊すという..。
日本から持ってきた常備薬はスーツケースの中という..。

テンションだだ下がり。

パリ在住の友人がいろいろ連れてってくれたから楽しめたのですが、ユニクロ着て高級フレンチに行ってしまったのはちょっとさすがに恥ずかしかったです。
せっかくええ服も用意しとったのに。


▲パリで日本人シェフのフレンチレストランは、変な感じだけど外れがなくてオススメ。

で、5日目の夕飯食べてる時に、友人のケータイが鳴りました。

「えっと、今、お宅にスーツケースを持ってきたんだけど。」

とのこと。

はぁ??

今回ホテルを転々としていたので、紛失証明書のパリでの連絡先を友人のとこで登録しておいたんです。
そしたらこれだ。
なんの事前連絡もなし。
先述の荷物追跡サイト見てみたら、”on delivery”に変わっている。

友人が交渉してくれて、泊まってるホテルに届けてもらうようにしてくれたんだけど。
カタール航空からは、一切連絡なし。
今日までずっとです。

え?
これ、僕がすでに帰国済みになってたら、どうするつもりだったの?

 

久しぶりのスーツケースとのご対面は、午前1時でした。
パリ最終日の。

ま、そんなわけでパリ最終日はええ服着て、薬も飲んで回復して、ご機嫌に「Emily in Paris」ロケ地巡りなんかもしたわけです。


▲老舗カフェ巡りとか。ちなみにマスク着用率は0.2%くらいかな?

 

補償の交渉

帰国後、カタール航空日本オフィスに電話したら、やはり本国に問い合わせるしかないと。
お問い合わせ窓口から連絡したら、すぐに荷物担当に転送すると。

でもね、やっぱりそこからは返事なくて、1週間後にお問い合わせ窓口に再度プッシュしたら、ようやく返事来たのですが。

買ったもののレシート等いらないから、一律全員に225USD支払います。

とのこと。
安いなとは思ったものの、まぁカタール航空も被害者と言えば被害者なわけで、大混乱してるならこんなものか。

 

お次はクレジットカード会社に。
アメックスの引き受け保険会社からは帰国時すでに申請用紙が届いており、それに記入して、レシートも付けて送付。

実は、現地で買ったユニクロを運ぶカバンもなかったので、ちょうど欲しかったブランド物のバッグを買ってたんです(円安でも日本価格の3割安かったので)。

そのレシートも入れてみたのですが、どうも怒られたようです(苦笑)。

普段着とは違った利用形態や貴金属類など対象外と。
ブランド物はさすがにちょっと主旨が異なるので、とのことでした。

また、スーツケース内に同様の物が入っていることも条件ということです。
これは知らなかった。
なるほどね。勉強になった。

 

そんなわけで、7割スーツケース諦めていたのですが、戻ってきてくれて最高にホッとしたのと、なんとか補償もしてもらえそうで、いろいろ胸をなで下ろしているところです。
まぁまだ今日になってもお金は振り込まれていないのですが。
やれやれ。