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+IHG:キンプトン大安ホテル宿泊記+ラグジュアリーの意味を問う

台北にも次々に新しいホテルが開店していってますね。
その中の一つ、IHGグループのキンプトンホテルが今年3月、台北の大安區に誕生しました。
来年初めには新宿にもオープン予定です。
なので、どんなもんなんかなと、興味津々でお試し宿泊してみました。
2019年7月です。

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▲屋上テラスから。

 

前回まで

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Kimpton Hotels & Restaurants

サンフランシスコを本拠地とした全米最大のブティックホテルチェーンだ(った)そうです。Wikipediaによると。
ブティックホテルってなんぞや?
さらにwikipediaによると、ブティックホテルとは、主に10から100室程度の小規模なホテルで、豪華?高品質?な部屋と、なにかしらのユニークなセールスポイントを持っているもの、とのことです。
今度京都にできるエースホテルや、東京ではトランクホテルなんかがこれに該当するそうです。

ちょっと前までは日本ではブティックホテルってラブホテルのことでしたよね。だからちょっとややこしいです。

キンプトンホテルは日本ではあまり知られてませんでしたが、ラグジュアリーブティックホテルと銘打って、主に米国内ではありますが、68ものホテルを擁しているとのこと。
またレストラン事業にも力を入れていて、各ホテルのレストランも地元の特色を生かして最高級なものを造り上げているとのことです。
さらには、接客マニュアルというものがなく、スタッフそれぞれの個性を生かしてサービスにあたり、それがすごく評判がいいとのこと。
かつては米国で働くのにベストな会社11位に選ばれたこともあると。

なんかそれって、ブティックホテルって、日本の高級旅館みたいなもんですね。

で、キンプトンホテルは2017年にIHGに買収され、世界各国にブランドを広げようとしているところです。
確かにウェブサイト見る限り、いくつかのホテルはすごく豪華で雰囲気良さそうで、行ってみたくなりますね。

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▲これなんか、かっちょいい。

 

キンプトン大安ホテル Kimpton Da An Hotel

MRT忠孝復興駅(SOGO直結の駅)から歩いてすぐです。
でもメインストリートからは奥まったところにあるので、静かなロケーションにあります。
新築なのかな?それにしては、不備も多いのでリノベーション物件なのかもしれません。すみません、調べられませんでした。
でも新しいホテルなので全体的にキレイです、もちろん。
また外観撮り忘れました。すみません。土砂降りやったんで。

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▲ロビーです。
ホテルに入るなりスタッフのホスピタリティはさすがに売りにしているだけあって素晴らしいです。チェックインもチェックアウトの時も、たまたまなのか同じ方がいろいろと面倒をみてくださいました。
ちなみにこのホテル、ペット可という珍しいホテルなのです。

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▲ロビーラウンジです。
ブティックホテルってことで、最近流行のソーシャライジングに力を入れており、(そうは広くないけど)ロビーでのフリードリンクや生演奏イベントなどされており、宿泊客がみんなで楽しめるような工夫をされています。

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▲玄関入って真正面。うそやろ。

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▲右に洗面台とスーツケース台。

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▲左にトイレと、

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▲シャワー。バスタブなし。水圧は上々だけど、温度設定がどうやっても熱いままでした。
扉はトイレと共通のやつなので、二人同時にトイレとシャワー使えば奪い合いになるやつです。

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▲奥にベッド。狭い。
でもなかなか寝心地のいいベッドでした。

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▲テレビとか。狭い。

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▲クローゼットはなく、ハンガー掛けなんやらがあります。狭い部屋を工夫して広く見せようとしている感じ。

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▲お茶セット。コーヒーマシンはネスプレッソじゃなかったです。似たようなやつ。

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▲窓の外。街の中なので景色は望めません。
一応IHGプラチナメンバーとして、テラスルームにアップグレードしておいた、と言われましたが、これがテラスなのですね。

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▲ジム。まぁ見える範囲内だけです。

 

このお部屋、みなさんなら、いくらで泊まりたいと思いますか?

ラグジュアリーって、どういうことなんでしょう。
正直な話、ラグジュアリーさを感じられる部分が...ありませんでした。

部屋を入っていきなり洗面所、バストイレです。ベッドルームとの間仕切りもありません。去年泊まったホテルジェン香港に似た造りです。
部屋のエアコンが、常に23度設定にされています。自分で温度を上げられますが、数時間すると勝手に23度に戻されるようです。夜中寒い思いをしました。朝にそのことを告げると、フロントで変更してもらう必要があるとのこと。それは先に言うか書いておかないとダメだろうと言ってしまいました。
壁は薄くて、割と隣の部屋の音が聞こえます。
エレベーターは2つしかありません。しかも1つはなにかの専用にするのか、時々動いてませんでした。

初めてのキンプトンホテル、ラグジュアリーブティックホテルとの触れ込みで、楽しみにしていました。
ただ宿泊してみて、これをラグジュアリーと銘打つのは無理があるという印象です。
壁の薄さ、入ってすぐの洗面所、部屋の広さなど、むしろ最近よくあるちょっといい感じのビジネスホテルのレベルではないかと感じます。
これで3000元ほどなら、あーいいホテルだったという印象ですが、オープニングキャンペーン料金で9200元でした。3万円近くです。台北で3万円ならWホテルとほぼ同等です。
ソーシャライジングやスタッフのサービスを加味しても、ちょっと割高感が否めません。
この価格とコンセプトに対し、部屋のレベルが釣り合わないんです。

IHGなら、価格を下げてまだインディゴにしておけば良かったのに。

 

あ、そうそう、もう一つの売りのレストランでした。

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▲朝食は最上階のレストラン&バーです。夜はいい雰囲気でした。

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▲朝食はブッフェではなく、アラカルトメニューから好きなのを選ぶモーニングセットでした。いつもブッフェはいらんものを食べ過ぎるので、僕はこちらの方が好みです。しかもポーションはでかいです。

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▲アップルフレンチトーストにしてみました。焼いたハニカムが香ばしいです。

 

ということで、朝食は大満足でした。
おしまい。