空と海と、あと食と飛行機と

飛行機と食を愛するゆる〜い旅ブログ

+旅記録:エジプト2018年冬:アブシンベルからルクソールへ+

エジプトシリーズ、中略部分の続きです。

前回まではカイロからアスワンまで行きました。
今回はアスワンを旅立ちます。
いよいよ、エジプトのハイライトです。 

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これまでの流れ

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アブシンベル

またもや早朝4時くらいに起きて出発。
果物とかパンの朝食を渡され、満席の狭いバンに混載。
片道4時間半の行程です。

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▲砂漠のど真ん中、蜃気楼が見えるよ。

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▲脚が伸ばせなくてきつかったバンでしたが、ようやく到着して感無量。
ダムのために沈みそうになったアブシンベル神殿を守るため、まるごとごっそり移築するという大工事でした。世界遺産が生まれるきっかけでしたね。

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▲しまった。巨大さが伝わらない写真だけど、巨大です。ラムセス2世。
移築する時、微妙に角度がずれちゃったみたいですね。意図していた年に2回だけ光が射し込む意匠、ちょっとズレてるらしいです。

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アブシンベル神殿、実は2つあるんです。どちらも内部の装飾が豪華絢爛、感動します。でも、ウンカらしき虫が尋常じゃないくらいいて、口や鼻にいっぱい入ってきます。

 

ルクソールへの列車旅

アブシンベルには1時間滞在し、また過酷な4時間半でアスワンに帰還。
ちょっと時間がなくなったらしく、そのままアスワン駅へ。お弁当を用意してくれてました。

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▲こんないい感じの鉄の塊に乗り込みます。

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▲どうやら1等車に載せてくれたみたいです。こりゃ快適だわい。狭い辛いバンの旅を癒してくれるぜぃ。

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▲お弁当。めちゃくちゃ多い。豪華ですね。

そしてこの後、事件発生。
窓は2重ガラスになっているんですが、突然前の席の外側のガラスが、ものすごい音と共に砕け散ったんです。

周囲騒然でした。
テロ?テロなのか?!

まぁ結局はそれだけでしたけど、石じゃないか?ってみなは言うてはりました。
怖ぇ〜。

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ルクソールの宿も普通の安宿でした。いや、一応中級くらいなのかな。必要最低限のものはしっかりありました。

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▲街の中心部でロケーションは良好です。目の前はカルナック神殿の参道ですねん。

 

ルクソール

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ルクソールの朝は、バルーンで王家の谷とか見物するらしいけど、疲れ切ってて予約できませんでした。残念。

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▲まずはルクソール西岸、王家の谷です。このカートに乗って王家の墓を廻ります。写真撮影は別料金なので、写真撮ってません。
でも、内部の装飾や壁画、ほんと鮮やかで美術館のようです。是非見てもらいたい。

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▲続いてハトシェプスト女王葬祭殿。三階建てのモダンな造りです。

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▲当時も女性が王になることに抵抗があったらしく、ハトシェプストはたくさんの男装像を造らせたのです。

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メムノンの巨像。これもなにかの神殿の一部なんだとか。

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▲こんな屋上のテラスでランチタイム。

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▲やはりタジンとかですが、茄子の天ぷらとかめちゃ美味しかった。サラダも独特のスパイスの風味がうまいですよね。

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▲続いて、ルクソール東岸です。カルナック神殿はハトシェプスト女王葬祭殿とナイル川を挟んで対を成す巨大な神殿です。

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▲このスフィンクスの頭は牡羊です。強さの象徴なんやと。

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▲門もたくさんあって、それぞれに巨像が番をしています。

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▲この巨大な円柱ホールはもともと屋根があったけど、地震で崩れたとのこと。でも一部に色彩も残ってて、装飾も見飽きないほど美しい。

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▲次は、ツタンカーメン王も挙式を挙げたルクソール神殿です。このオベリスクは元々2本建っていたのですが、一本はフランスが強奪して、今はコンコルド広場に建っているやつです。

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▲円柱の道が美しすぎる。

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▲夕焼けに映えます。

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▲好きな写真。

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▲このスフィンクス街道は、ルクソール神殿からカルナック神殿をつないでるそうです。現在発掘復元作業中です。

 

ルクソール空港にて

その後香水屋に連れてってもらったりしたけど、このガイドも、どっか行きたいとこある?え、ないの??ってこちら任せ。
で、結局ちょっと早いけど空港に送ってもらいました。

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ルクソール空港。割と大きいのに、トラブル発生。
空港着いたのが18時くらい。でもカイロ行きの便は22:25発。2時間前からじゃないと空港内に入れないんだと!

この後2時間ほど、タクシーの運ちゃんとかが集う屋外のカフェで待機することになるなんて。
しかもだんだん寒くなってきて、辛い..。
街に戻って夕飯でも食べてくれば良かった。

ちなみに、この空港にラウンジはありませんでした。

ということで、ぐったり疲れ切ってカイロに戻ったのでした。
おしまい。
インターコンチネンタルセミラミスの超スイートルームで眠れない夜を過ごすのでした。